2009年6月10日水曜日

枯れた技術を使い続ける

そういえば、年内?あれ年明けだったかな。
Windows7が発売予定ですが。

結局Vistaって皆使ったのですかね?

私は使ったことないですよ。仕事上でちょびっといじった
ことがある程度です。ビジネスシーンでは殆ど使われていないですね。

Windows7はRC版(製品候補版)を自宅のPCにVirtualPCとして
インストールしてみましたけど、評判通り、サクサク軽く動くような感じですね。
軽快感があります。

さて私は企業の基幹業務システムに関わる仕事をしていますが、
未だに基幹業務システムにオフコンを使っている企業も中には
まだまだいそうですけど、殆どの企業では基幹業務システムは
オープン化され、その基盤であるH/WやOSの入れ替えなどに
合わせて変更されてきたのが多いと思います。

そのようなOSのバージョンアップなどに対応するシステムの変更作業、
時には総入れ替えの場合もありますけど、それも飯の種であるわけです。
俗にシステムリプレースと言われるものですね。

ただ近年、H/Wの急激な性能UPや仮想化技術の進化で、
OSやシステムプラットフォーム(VisualStudioなど)をサポートが切れている
古いバージョンのものをそのまま使い続けるということが出来るようになって
きました。

これが何を示すかというと、OSやシステムプラットフォームのバージョンが
上がる都度、それに合わせてその上に乗っかっている基幹業務システムなども
変更作業やバージョンアップが必要ですよと、(実際に必要だったわけですが)
システム会社にとっては売上の機会が定期的にあった訳ですが、そのような
仮想化技術の進化で、1つの筐体(サーバ)上に複数のOSを入れることができ、
古い技術のシステムであっても、最新のサーバ上に同居させ続けることができる
ようになってきたので、現状のシステム機能で問題ないのであれば、システム
リプレースする必要がない!ということにもなってきたのであります。

昨年からの経済不況、システム投資への風向きも依然として強く、
前述したような事を考える企業も多くなりそうな気がします。


余命1ヶ月の花嫁




少し時間が経ってしまったが、公開初日に見に行った。

最初から最後まで殆ど泣きっぱなしだった。

死期が迫ったある日、

結婚式を挙げた2人はどんな思いだったのだろう・・・。

どんな思いで、その場に立っていたのだろうか・・・。

悲しすぎる話で、涙が止まりませんでした。



ネット上には、当人達に関するくだらない噂や、中傷する話が
あふれているみたいだが、なんなのだろう。読む気しないわ。
事実かどうかは知らんけど、故人を冒瀆する必要はないでしょ。



決して「感動」で涙する映画ではなく、「悲しさ」で涙する映画だが

そこから伝わってくる思いは十分にある。何気なく生きているこの時間の大切さ、

それ自体が奇跡だということ。少し考えさせられる気持ちになる。



大事な人と一緒に見にいってはいかがでしょうか。

2009年6月7日日曜日

IFRS

IFRS。

日本語訳で、国際財務報告基準。

欧州を中心に普及したきた会計基準が、事実上の
世界のデファクトスタンダードになっている。

日本では独自の会計基準を持っているが、このIFRSの流れに
逆らうことはできず、IFRSの導入に向けて歩み寄りを見せている。

そのきっかけになったのは、米国がこれまでの強固な姿勢(米国基準)を
覆し、IFRSを導入すると決めたことである。

世界経済における米国の強さ・影響力はもはや地に落ち、
事実上のデファクトスタンダードである欧州発祥のIFRSの急速な
広まりに米国は屈したのである。その流れに乗り遅れることを危惧し、
急遽、IFRSの導入を決めたように思える。

日本では、そんな米国の顔色を伺いながら、IFRSへの対応を
決めたのだろう。相変わらずなんだなぁ、この国はと思ってしまう。

ともあれ、IFRSの導入が決定したことは事実であり、
現在は2つのアプローチでのロードマップ(案)が公表されている。
コンバージェンス(収斂、歩み寄り)とアドプション(強制適用)である。

コンバージェンスは既に開始されており、
売上基準における工事進行基準の適用などが記憶に新しいことであると思う。
アドプションは最短でも2015年からであろうと言われている。

会計基準が大きく変わるということは、大変なことである。
この前に制定されたJ-SOXの比ではないであろうことが容易に想像できる。
会計基準だから、会計処理しか関係ないだろうと言う訳ではない、経営上、
実業務上、情報システム上など、、、影響は甚大である。

基本的には上場企業が対象になるが、(親会社が)その関連子会社などにも
同様の会計基準で財務報告を求めるだろうし、IFRSの影響が税務会計へも
及べば、全ての企業に影響することになるかもしれない。

会計処理とは、大きく3つに分別され、それは財務会計・税務会計・管理会計
である。IFRSの特徴としては、マネジメントアプローチという手段をとっており、
それはすなわち、企業独自の会計処理である管理会計と情報開示用である
財務会計とを一致させるものなのである。

個人的には今でも財務会計と税務署への報告用である税務会計を別々に
行わなければならないことが、煩わしいと思っているので、今回を期に1つに
纏めてくれればいいのにと考えたりするが、恐らくそれは無いのだろうな。

私のようなシステム屋(特に業務システムに関係する人)にとっては、
IFRSへの対応は必至であり、大変なことでもあるが、商売のネタにも
なるのである。影響が甚大で、先が思いやられるが・・・。

中小企業診断士のような資格試験においても会計に関わりがある以上は
避けては通れない問題なのだろうと思う。それほど話題にはなっていない
かもしれないが。しかし大変だろうな、また新しく覚えなければいけないこと
が多いし。

米国公認会計士という資格があるけど、米国基準としての会計基準が
恐らく将来的には無くなりそうであるのに、その資格の価値はどうなるのかな。
日本の公認会計士も一緒だけど、、、それぞれの国の会計士としては
その価値は変わらないのだろうから、変化する会計基準に常に対応し
続けなければいけないのだろう。

なんで急にこんな事を書いてみたかというと、私の会社で取り扱っている
業務システムでの対応を検討し始めたので、色々と調べていたからなのであります。



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