2009年1月31日土曜日

清原

清原和博といえば、少年時代の私にとってはヒーローだった。

私にとって、清原と言えば、西武という球団がしっくりとくるが、

今の世代の人達や野球に興味がない人達はどのようなイメージなのだろう。

清原がいたときの西武ライオンズは黄金時代であり、清原にとっても

そうであったのだろう。



そんな清原の自叙伝である「男道」を読んでみた。

正直いって、泣いた。

本を読んで泣くのは、久しぶりかもしれない。

私も学生時代は常に運動部だったので、余計に感情移入が

できるかもしれない。プロ野球の厳しさは到底、想像できないけれども。

一言でいえば、タイトルの通り、「男」というものを強く感じる。

有名人だけに、マスコミにも色々と報道されていたが、

本当に波乱万丈だったのだなという内容が書かれている。

それでも、自分の信念のもと、野球のみにこだわり続け、

努力をし続けていたことは感動してしまう。



まさに、「男」、清原はかっこいいわ。

文章構成もうまく、一芸に秀でた人は何にでもセンスがあるのだなと

思った一冊だった。



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2009年1月26日月曜日

証明 ~激動の30歳ドキュメント8~

2007年の残暑が厳しいその日、

私はTACの中小企業診断士の「無料講座説明会」というものに参加した。

何故TACかというと、理由は単純である。

「そこしか知らなかったから。」

資格といえばTACであり、大手には、そこまで成長しただけのノウハウや、

料金が絶対安いはず、などの期待から、申し込むならココとほぼ決めていた。

勿論、幾ら知らないとはいえ、LECや大原などの名前は知っていたけど。



無料講座説明会がどんなものだったかといえば、講座の説明みたいなものは

あったのだろうけど、殆ど覚えていない。

覚えているのは、合格者たちのスピーチする姿だった。



スピーチの内容自体は覚えていないが、

経歴や受験生時代の話、今後の展望などだったかな。

印象的だったのは、決して人前でしゃべるのに慣れている人ばかりじゃないだろうけど、

全員が自信を持って、話をしていることだった。

合格したという自信に満ち溢れ、輝いているように見えたのである。

素直に「たいしたもんだなぁ」と感心したものだ。



あと感じたのは、別にTACの良さをアピールしている訳ではなく、

中小企業診断士の素晴らしさ、その資格を得るために勉強することの

素晴らしさを説いているように思えたことだ。

私は、まんまとその戦略に乗せられ(?)申し込みをする決意をしたのであった。



その足で、早速申し込みをしに行き、

コースをどうしようか少し悩んだが、価格的に一番お得感があるように感じた

「1・2次ストレート本科生(通学)」を選んだ。

教育訓練給付金対象だったし、講座説明会の参加特典もあった(と思う)からという、

安易な理由だった。それと、やるからにはストレート合格!と

1次試験と2次試験両方に対応するコースにしたのだ。



しかし、この時(説明会)に、中小企業診断士試験の厳しさ、特にストレートでの

最終合格率は3~4%という超難関であることがわかったのである。

あの壇上にいる人達は、ほんの一握りなのだなと思い、そんなうまくいくかな?と

思ったものだ。この時点で、既に逃げ腰で、1年目は1次試験が合格できれば

いい方かも?と思ったりもした。



そんな思考が錯綜する中、帰宅してみると、TACからもらった資料群の中に、

「中小企業診断士試験 合格の秘訣(2007年度版)」 という書籍が

入っていたので読んでみた。この本は良かった。

受験中にも何度も読み返したものだ。



何が良いかというと、合格者の体験記だ。

受験動機や勉強方法など、受験生時代の経験やノウハウ、意識などが

リアルに感じることができ、読むとモチベーションを上げることができた。

受験する人それぞれにドラマがあるんだなと、私も負けてられない、

合格して、この本に載ってやるか!と思うことができた。



「大丈夫、俺が専門学校にまで通うんだから、必ず合格する。」と、

何の根拠もない自信を持ち、そう思い込むことにした。



正直、何の自慢にもなりゃしないが、

今まで真剣に勉強したという経験が無かった。

学生時代は適当にやってれば、学年トップの成績を修めることができていたので、

高校、大学の受験勉強すら真面目に取り組んだことはなかった。

だから、学歴(大学のレベルなど)というものにも執着がなく、

その時の気分で決めてしまっていた。



ここまで言うと、単なるイヤな奴だが、そんなに大したものでもなく、

結果としては、高校こそ、校風が気に入ったので、県下有数の進学校に

入ったが、大学は地元の大学に適当に推薦で入り、しかも中退したという有様だ。

その当時を振り返ると何にも考えていない、ただのアホなガキだっただけである。

真剣に勉強をすることが格好悪く思えた時期だったのかもしれない。

それが年齢を重ねると共に、強い後悔とコンプレックスを生む事にもなっていた。



真剣に勉強をすることの必要を感じたのは、やはり社会に出て仕事をするようになったから

であった。今までは真剣に勉強をすることから逃げてきた事に他ならないと気付いていた。

仕事を通して自分の能力は周りの人達に示してきたつもりだが、他の何かで、

わかりやすい形で、証明したい、証(あかし)、ハクがほしいとも考えていた。

中小企業診断士の資格取得の目的は別にあるが、ちょうど良い機会とも感じていた。



この時、既に婚約していた彼女に、

「俺が真剣に勉強をしたら、どうなるか見せてやる。」

「俺は絶対に一発で合格してみせる。見てろよ。」

そう息巻き、自分にプレッシャーをかけた。

私の中小企業診断士受験が始まった。



つづく




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2009年1月25日日曜日

メール返信の礼儀

ちょっと愚痴っぽくなってしまうので、不快に思う方がいたら

申し訳ない。



日常の生活において、仕事でもプライベートでも今の世の中では

電子メールは重要な役割を果たしている。

そんな電子メールでのやり取りの中で、これは許せない!というのを

ちょっと挙げてみる。



1.明らかに特定の人物宛にメールしているのに、返信が一切こない。
  (TELや直接にフォローがあればこの限りではないが)

2.メールにて依頼及び質問された内容に真摯に回答しているのに、
  何の御礼、返信もない。

3.メールにて特定多数の人達に会議通知やイベント通知などの
  参加可否の返信を求めているのに何の返信もない。

※基本的に仕事やプライベートで既に顔見知りの関係の中で、日常的に
  電子メールを使用している人という意味での例です。



これって、電子メールの弊害なの?

そうじゃないよね、「人としてどうよ?」ってことだと思う。

別にメールじゃなくてもいいんだ。一言くれれば。

送るほうも放ったらかしは論外ですから、

督促っぽいフォローメールなどはしますからね。

それでも返信がないと、たまに、メール送信されなかったのか?とか、

先方に何かあったのか?とか余計な不安を感じてしまう。



通信手段が発達したせいで、コミュニケーション能力が低下したのか?

それは少しあるかもしれない。直接にTELや会話をして済む場合も多いし

その方がいい場合も多い。そういう面では(この場合)メール発信者が少し

気を遣うべきであろう。メールの場合、双方向のコミュニケーションではなく

一方的なコミュニケーションに成りかねないので、ちょっとした文章表現にも

気をつけなければならないとは思う。Face to Faceの重要性はたくさんの

人(ブロガーの人も)が述べているので、その部分はここでは割愛して、、、



私はメールでのコミュニケーションもメリットはあると思う。

・自分の考えを纏めてから文章に起こし、伝えることができる
・(あまり)時間帯を気にする必要がない
・1対Nの情報伝達が可能
・記録に残る、etc

ただ本当に文字だけのコミュニケーションになってしまうので

自分の言葉には責任を持たなければならない(慎重にならなければならない)

とは思うが、人として基本的なマナーを守ればいいだけなんじゃないの?と思う。



でも、勿体ないね。

例えば、仕事という枠の中で、いくら普段は会議で立派な発言をしていたり、

優秀な仕事ぶり(だと思われて)だったりしても、個人的には、メールのやり取りが

ひどい人は、はっきり言って信頼できない、憤りすら感じることがある。

まあ、優秀な人でそんな人には、「あまり」お目にかかった事はないですけどね。

メールのやり取りというか・・・コミュニケーションできない人ですから、それは・・・。



私もね、そんな完璧の人間じゃないから、全てのメールに対して、正しいアクションが

できている訳じゃないですよ。でも、最低限の礼儀は守っていると思う(多分・・・。)

まあメールに返信するのもしないのも、個人の意思、判断ですから、その人の

優先順位とか重要性が低かったのでしょうかね、送り手が悪い部分もあるのかも

しれないですね。



でも、そのメール内容に強い思いが込められていて、絶対に返信しなきゃダメダメ

オーラ全開であっても、返信こないとね、結構きついっすよ。(督促してもこない場合あるしね)

そんな私は心が狭いのでしょうか。あぁ・・・やっぱ単なる愚痴エントリになってしもた。

ごめんなさい。



せめて私が密接に関わる人たち(仕事の同僚とか部下とか)には、

そういう基本的なことも教えてあげたいですね。(若いうちに限るかなw)



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