2009年1月16日金曜日

失敗に気付く ~激動の30歳ドキュメント6~

興味があるもの、沸いたものから

片っ端から取り組んでいたあの頃。

偶然、ある一冊の本に出会った。

ベストセラーだったので、何となく読んでみただけだったが、

内容がその表題からイメージしたものとは、大分違ったが

その内容に大きな刺激を受け、その本に書いてある内容を

実践しようと試み、関連する本を20冊以上、買い漁り、

時には、それらの本の作者にもコンタクトを取ったりしながら、

のめり込んでいった。婚約者である彼女にもその内容を説明し、

実行することに同意してくれたので、2人で一緒にチャレンジしていった。



しかし、色々と自分達で調べたり、人から教えてもらったりするうちに、

私達はそれを実行するうえで、現在、自分達が置かれた状況が

あまりにも制約が多く、致命的な程、条件が悪いことに気付いてしまった。



1年ほど前に、自分達がよかれと思って実行したある行為が、その時に

チャレンジしようと思っていた事に相当不利な条件になってしまっている事に

気付いてしまったのだ。

「無知とは罪だな」

2人して愕然とした。

一般的にその行為は、全然失敗というものではないと思うが

私達にとっては、過去に自分達が実行したその行為は

失敗そのものだった。



そんな状況のまま、チャレンジを続けることは

愚かな行為のように思えた。

ネガティブ思考ではなく、冷静にそう考えたのである。

既に手を出し始めていたチャレンジだったが、取り返しがつかなくなる前に

一時中断することにした。



私達にはそれを実行する基礎体力がなかったのである。



その件はかなりショックだったが、私達に基礎体力がついたら

またチャレンジしようと思っている。あくまで「一時中断」だ。

そんな中、私がやりたかった事、なりたかったもの、今出来る事を

頭の中で、ぐるぐる考えていた。



そうしていると、ふいにある人から言われたことを思い出した。



つづく





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