2008年10月22日水曜日

2次試験振り返り ~事例1編~

2008年10月19日午前10時、試験は始まった。

さぁ事例Ⅰスタート。

事前に配られていた問題用紙を透かして見て、業種は航空会社向けの機内食製造販売というこてがわかっていた。答案用紙を見て文字数チェック、600文字か、解答記入は40分あれば大丈夫だろう、問題用紙に10:40~とメモをした。それにしても設問数少ないなぁ(5問)、配点もオール20点ずつか。ん?なんじゃこりゃ第5問に変な選択肢がある、まぁいいか。

設問を順番に確認していき、重要キーワードや問いに赤ペンでマークをしていく。うぁ、第2問、イヤな予感がするよぅ。

与件を読んでいく、長ぇよ!3ページ弱か、与件長いの嫌い。いつも通り、段落を罫線で分けながら自分センサーに引っ掛かったキーワードに赤ペンで下線を引いていく。しかし、これでもかという勢いで設備投資してるねぇ。その整理だけで時間かかってしまうよ。一通り、与件を読み終わり、設問ごとに与件との紐付けと解答メモを作成していく。

第1問(配点20点:100字)
「A社の事業の歴史展開を踏まえた上で~」
「A社の強みとそれを形成してきた要因~」

⇒出た。「踏まえた」表現、この場合はそれに関する記述をしなければならないと、自分の解法ルールとして決めていた。歴史的展開かぁ、こりゃ時系列に設備投資とその効果、背景を整理する必要があるのかなと決めてしまい、整理を始めた。これが間違いだったよぅ、時間を掛けすぎた。だってこれに関する与件、大量なんだもの。その後、気づいたが、文字数の関係からしてそこまで記述できないから、圧縮する必要あるし、そんなに丁寧に与件を整理する必要なかったかな。外部環境変化への対応とそれに関する強みを記述すればいいかな。そこそこ妥当性はありそうだが、時間かけすぎorz

第2問(配点20点:100字)
「航空業界の近年の厳しい状況がA社に強くコスト削減を求める背景」
「商品特性の視点から」

⇒なにこれ?全然わからねぇ、やばい。かなりテンパッてくる。どうしよう・・・。商品特性か、機内食?料理だから味、見た目が重要だよなぁ、それが他社への差別化になるのか?でもコスト削減、価格競争だろ?どうつなげればいいんだ?うーん・・・相当悩んだ結果、「料理の評価は味や見た目の美しさなどの顧客満足度から決定される」「航空会社がその価値を評価することは難しい」みたいなことを解答として記入した。でも論理展開めちゃくちゃだし、妥当性も全くない、題意に答えていない、ゼロ点覚悟。

第3問(配点20点:150字)
「料理長が掌握していた権限を工場長に移管したことがコスト削減に及ぼす効果」

⇒うーん、事例Ⅲぽいなぁ。でも組織事例だから、そのように解答しなければ。料理長は事業運営に長けているとは思えないよなぁ、元々、有名料理店のシェフなんだし。じゃあ、その点と具体的な効果を示して纏めればいいかな。人員配置、体制、効率化、仕入コストをキーワードとしよう。そこそこは点数もらえるだろう。

第4問(配点20点:150字)
「SWSが生産性向上に効果を生み出す可能性」
「それを効果的に機能させる上で必要な点」

⇒えー、これも事例Ⅲじゃないのぉ?セル生産方式だろー。人的資源管理っぽく解答するしかないか。達成感、貢献意欲、モチベーションがキーワードかな?あとは流れ作業といっても複数人数が作業してるんだから、その工程間の調整とかあるよな?必要な点はと、1人でやるんだから、その技術に長けた人間じゃないとだめだよなぁ、あとは適切な評価か、それくらいしか思い浮かばん。

第5問(配点20点:100字)
「一般消費市場への展開というA社の新規事業開拓の成否」
「その理由」

⇒与件文のある表現が頭に引っ掛かっていた。「A社の事業拡大は自社の営業努力によるものではない」これでもう、解答は決め付けてしまった。営業利益の減少が経営課題だというのに・・・。そう、失敗すると思うと解答しました。でもまぁ、理由に妥当性があればゼロ点はないんじゃないかなぁと希望的観測で考えていますorz理由は、その営業努力によるものではないという根拠をベースに、ブランド構築や販売ノウハウの体制がない、みたいな記述で纏めた。半分くらい点数くれないかしら・・・。

【総評】
やっぱ、事例Ⅰは一番苦手・・・。TAC演習でも30~40点代の低点数で安定していた・・・。終わった時点で、足きりだけは勘弁してくださいという気持ちだった。本当にこのまま帰ろうとする気持ちが理解できた瞬間だった。

つづく

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