2008年10月18日土曜日

決戦前夜 ~墓前での誓い~

去年の6月に母を亡くしました。

癌でした。

前の年の年末に発覚して以来、あっという間の出来事でした。にわかに信じられず、母や医者の言葉をそのまま受け止めていた私は癌という病気の意味をよく理解せず、息子として十分な対応ができなかったことに後悔するばかりでした。

母子家庭であった私は大きな喪失感に襲われ、あまりの悲しみの大きさに自分でも戸惑いました。自分も人の子だったのだなと思いました。それまで自分が思うままに生きてきた私は、母親には迷惑や心配をかけるばかりで親孝行も十分にせず、ようやく仕事やプライベートも落ち着いてきて、さあこれからという時期でしたが、「親孝行しようと思ったときには親はいない」といったことになってしまいました。

会社組織上のゴタゴタもあり、仕事に対して情熱を注ぐ意味がわからなくなってしまった私は、何に対してもモチベーションが上がらない日々が続きました。何かにすがりつきたかった私は、ふと、以前に、懇意にしているクライアントから勧められていた「中小企業診断士」の資格取得について、経営に興味があったこともあり、検討を始めました。TACの講座説明会に参加して、その当時は何となく「やってみるか」という気持ちになれたので、TAC通学コースの受講を決断しました。

中小企業診断士を目指すということにすがりついていないと、前に進めないような気持ちだったのだと思います。しかし、勉強をしているうちに、中小企業診断士という資格を理解していくうちに、気持ちが変わっていく自分に気づきました。「俺がやりたかったのはこれだ」と。中小企業診断士への思いは確実なものへと変貌しました。

全く自信が持てないまま受験した1次試験を何とか通過できたことで、更に「合格したい」という気持ちが加速していきました。1次試験受験後、私のこれまでの人生では、有り得ないほどに勉強に取り組みました。勉強量自体はまだまだ少ない方だとは思いますが、自分ながらに変わったなと思えるほどでした。

これほどまでに強く「勝ちたい」と思う気持ちは今までの人生で一番大きいです。何としてでも、勝ちたい、中小企業診断士になりたい、そしてその先へも、、、中小企業診断士になり、中小企業及びその従業員の役に立つ事で、母への親孝行にもなると思いました。息子がやりたい事を一所懸命にやり、幸せになる事で・・・。

今日は大宮まで墓参りに行き、墓前にて誓いました。

「母さん、明日合格してみせるよ。自分の力が出せるよう見守っていて。」

皆、それぞれの思いを抱いて明日の試験に臨むと思います。
私達をこれまで支えてくれた人達に報いるためにも、合格しなければなりません。
一所懸命に取り組んでこられた同志達に、良い結果となりますように・・・。

502教室でのブロガーの方々の記事・コメントに色々な意味で助けられました。
ありがとうございました。

さあ、合格しに行きますか。

2008.10.18 Dぴょん

2 件のコメント:

ペパチェ さんのコメント...

今度ブログで書こうと思っていましたが、僕はコンサルタントには5つの「こ」が必要だと思っています。

志、好奇心、向上心、(自分の)言葉、顧客志向。とりわけ「志」は必須ですね。志のある方と一緒に仕事をしていきたいと思っています。

Dぴょんさんの志、このエントリーでしかと確認させていただきました。明日はすべての感覚を研ぎ澄まして、よい答案を作ってきてください。

応援しています。

Dぴょん さんのコメント...

ペパチェさん

そう言って頂けるとうれしいです。
ありがとうございます。

案の定、あまり眠れませんでしたが、合格答案を書きにいってきます。